全国の中学球児、岩手沿岸に 8月、内陸から舞台移す

 岩手県Kボール野球連盟などが主催する中学野球の全国大会が8月5~8日、初めて岩手県沿岸部を主会場に開かれる。競技力向上を目的に2018年から独自開催する大会で、東日本大震災発生から12年がたった被災地の復興を後押ししようと舞台を内陸から移す。

 県内15チームを含む全国48チームが出場を予定し、県内12球場を舞台に熱戦を繰り広げる。沿岸は釜石市から田野畑村と野田村の計7市町村で、震災後に整備された宮古市田老野球場や大槌町営野球場も使用。5、6日は各地で1次リーグ、7、8日は宮古運動公園野球場などで決勝トーナメントを実施予定だ。

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