海上保安大学校(広島・呉市)の練習船「こじま」が、実習生を乗せ、4年ぶりに世界一周の航海へと旅立ちました。
実習生
「日本の海の安心と安全を守れる海上保安官になれるよう実習生一同、全力で取り組んでまいります」
海上保安大学校で行われた出港式には先月、卒業した47人の実習生が参加しました。遠洋航海実習は、船舶の運航知識や技能の向上を目的に、最後の訓練として行われるものです。
新型コロナの影響で4年ぶりとなる世界一周の航海実習は、アメリカやシンガポールなど4か国に寄港しながらおよそ100日かけて行われます。
実習生たち
「不安な気持ちでいっぱいですが、これまで4年間、一緒に過ごしてきた同期と一緒に試練を乗り越えるという楽しみはあります」
「日本の海上保安庁の業務との違いであったり、連携の方法だったりを学びたいと思っています」
式のあと、「こじま」に乗り込んだ実習生たちは、在校生や家族の見送りを受け、およそ4万6000キロに渡る航海へと旅立ちました。