「引き下がること絶対できない」反対住民が取り消し求め最高裁に上告 JR沼津駅高架化

JR沼津駅(静岡県沼津市)周辺の鉄道高架の事業認定の取り消しを求めた裁判で、住民らは控訴審の判決を不服とし、最高裁判所に上告しました。

<原告 殿岡修代表>

「税負担の増加で苦しむ将来の市民の皆さんのために、このまま引き下がることは絶対にできません。よって、上告を決断しました」

この裁判は、JR沼津駅周辺の鉄道を高架化する事業は、沼津市の財政を圧迫する上、人口が減少し交通量も少なくなる中で必要ないなどとして、住民が国と県に対し事業認定の無効などを求めているものです。

2016年に提訴しましたが、一審の静岡地方裁判所は訴えを棄却。これを不服として東京高等裁判所に控訴したものの、3月、控訴審判決でも鉄道高架事業の「必要性及び合理性が認められる」として住民らの訴えは棄却されていました。

住民らは、この判決を不服とし3月30日、最高裁に上告したということです。

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