30年冬季五輪 スウェーデン本命視も 札幌は支持率低迷が障壁

札幌市中心部の大通公園に設置されている五輪マークのモニュメント

 札幌市が招致を目指す2030年冬季五輪・パラリンピックの開催地について、スウェーデンを本命視する見方が出始めた。同国オリンピック委員会が21日に発表した世論調査では国民の約7割が招致を支持、初の冬季五輪実現へ強い意欲を示す。国際オリンピック委員会(IOC)が地元支持率を重視する中、招致への支持率が低迷する札幌は、状況を大きく好転させる展望を描けておらず、先行きは不透明感を増している。

© 株式会社北海道新聞社