4月25日、スーパーGT GT300クラスに参戦するPACIFIC RACING TEAMは、チームのSNS（@pacificracing）を更新し、5月3〜4日に静岡県の富士スピードウェイで開催される第2戦を欠場すると発表した。
2023年はメルセデスAMG GT3にスイッチし、阪口良平／リアン・ジャトン／川端伸太朗のコンビで参戦するPACIFIC RACING TEAM。バーチャルYouTuberグループ『ぶいすぽっ！』とのコラボレーションで注目を集めたが、4月15〜16日の第1戦岡山では、予選11番手から上位争いを展開し、パフォーマンスも証明していた。
ただ、51周目にジャトンがドライブしていた際、JLOC Lamborghini GT3と接触。アトウッドカーブのイン側にヒットしてしまっていた。クラッシュしたのがコンクリートウォールで、最もダメージを受けやすい場所だったことから、PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMGの車両復旧に対してはチームも不安視していた。
そんななか4月25日、チームはSNS上で、このクラッシュの影響で第2戦富士を欠場すると発表した。「岡山以降、チーム一丸となって車両の復旧・リカバリー対応などをしてまいりましたが、ドライバーや関係者と話し合い、このような決断をいたしました」とチームは説明した。
「ファンの皆さまにはご心配をおかけしますが、Rd.3の鈴鹿に向けて万全の体制を整えてまいりますので、引き続きご支援、ご声援をよろしくお願いします！」と第3戦鈴鹿での復帰を目指すとしている。
第1戦岡山では、公式練習で大きなダメージを受けたDENSO KOBELCO SARD GR Supraがひと晩で車両修復を果たしていたが、パーツさえあれば素早い車両修復が可能なGT500車両に対し、GT3カーはルーフやフレーム周辺に市販車の部分を使用しており、ダメージが及んだ場合、復旧は困難さを増す。PACIFIC ぶいすぽっ NAC AMGの復帰が期待されるところだ。
