特区政府は４月２４日、今年の財政予算案で打ち出した消費刺激策の「開心香港」について一連の活動の詳細を発表した。２５日付香港各紙によると、重点活動は今後数カ月にわたって香港全域の各地区で開催される大型「美食市集」（グルメマーケット）で、最初の美食市集は２９～３０日に湾仔の香港コンベンション・アンド・エキシビション・センターで開催される。世界のグルメをテーマにパフォーマンスやゲームなども設けられ、１００軒の屋台が参加する。また２９日は「全港戯院日」として香港全域の映画館でチケット価格が一律３０ドルとなる。そのほかにもスポーツ、漁農、海陸カーニバルなどのイベントが行われる。陳茂波・財政長官はこれら活動には約２０００万ドルを投じ、社会に歓楽ムードを添えるとともに地場の消費と経済を刺激することが狙いと説明した。
