失業率3・1%、前月比0・2下降

特区政府統計処は4月24日、2023年1~3月の失業率(速報値)を3・1%と発表。前月発表(22年12月~23年2月)に比べ0・2ポイント下降した。中でもビルの装飾・修繕・メンテナンス、卸売り業界での失業率下降が目立った。一方、不完全就業率は1・2%で前月発表より0・1ポイント下降した。就業者数は約3900人増えて約365万4100人。労働人口は約3200人増えて約376万9200人。失業者数は約600人減って約11万5100人となっている。消費および観光関連業界(小売、ホテル、飲食サービス業)を合わせた失業率は前月発表より0・1ポイント下降し4・2%になった。うち小売業、ホテル業ともに同0・1ポイント下がって3・8%になるなど改善が目立ったが、飲食サービス業では失業率がわずかに上昇し、同0・1ポイント上がって4・9%になった。特区政府労工及福利局の孫玉●局長は今後の展望について、「香港の経済活動と観光業が改善するに伴い、労働市場は今後さらに一歩改善するだろう。来月支給が始まる消費券もその助けになるだろう」と述べた。【●=草かんむりに函】

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