福井県の福井市足羽山公園遊園地で飼育されているヒツジの毛刈りが4月25日、行われた。市内の園児らが見守る中、職員が専用のバリカンで丁寧に刈りあげた。
ヒツジの毛は抜け替わることがないため、年1回熱中症対策や病気予防のため全身の毛を刈っている。
この日刈られたのは3歳の雄「わたげ」。市内の聖徳幼稚園など四つの幼稚園・こども園から約80人が見学に訪れた。遊園地職員がバリカンを使って腹周辺から首や頭にかけて全身を刈り進めた。夏に向け身軽になったわたげが立ち上がると、園児からは歓声が上がった。
親子で来園した5歳の子どもは「ふわふわだけどべたべたする」と興味深そうに羊毛の感触を確かめた。
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刈った3.2キロの羊毛は、同遊園地で行われるイベント内の「羊毛マスコット作り」などに使われる。
