MotoGPに参戦しているレッドブルKTMファクトリー・レーシングから、KTMのテストライダーを務めているダニ・ペドロサがMotoGP第4戦スペインGPにワイルドカード参戦する。
ヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトで開催されるスペインGP。このラウンドにKTMのテストライダーであり、MotoGPレジェンドに認定されているペドロサが参戦することが1月に発表された。
ペドロサは2021年にオーストリアのレッドブル・リンクで開催された第10戦スティリアGPでも、KTMからワイルドカード参戦しており、引退後2度目のエントリーとなる。前回の参戦では、開発マシンに乗り予選は14番手。決勝ではKTM勢トップの位置につけたが、転倒を喫して赤旗中断に。再開後はTカー（2台目のバイク）で10位に入りポイントをゲットした。
現役時代は2001年から2018年までロードレース世界選手権に参戦。この期間はすべてホンダのマシンに乗り、MotoGPクラスでは2006年から2018年の引退までレプソル・ホンダ・チームで過ごし、31勝を含む112度の表彰台を獲得した。
現役引退後の2019年からはKTMのテストライダーに就任しており、ミカ・カリオや今季から加わったジョナス・フォルガーとともにKTM RC16の開発を担当している。
■フランセスコ・グイドッティ（レッドブルKTMファクトリー・レーシング チームマネージャー）
「ダニが今シーズン、MotoGPでリフレッシュすることを望んでいるのは素晴らしいニュースだ。ヘレスは、私たちがテストするのに人気のある場所であり、また彼はこの場所をよく知っているので、理にかなっている。彼が我々のレースバイクの将来の開発についてより多くの情報を得る理想的な機会になるだろうし、ピットボックスに彼がいるのを楽しみにしている」
■ピット・ベイラー（KTM モータースポーツディレクター）
「ミカ・カリオ、ダニ・ペドロサ、そして我々のテストプログラム全体はとても重要で、もちろん彼らはサーキットで限られた時間しか持っていない。ダニは強いメンタリティーを備えた強い男であり、彼がワイルドカードを希望した時には、喜んでそれを実現させたいといつも言っていた。完璧な『テスト』とは常にレースのシチュエーションだ。将来の開発パーツに取り組むことができれば、それは非常に重要であり、ダニが再びレースをすることをとても嬉しく思う」
