これも「闇バイト」関連…スマホを違法契約させ譲り受けた26歳男を再逮捕 共謀しスマホ詐取の41歳男も逮捕

スマホを違法転売、男2人を逮捕

 埼玉県警サイバー捜査課と大宮署は25日、携帯電話不正利用防止法違反(未承諾有償譲り受け)と詐欺の疑いで、大阪市北区曽根崎1丁目、会社員の男(26)を再逮捕し、新たに詐欺の疑いで、相模原市南区相武台1丁目、会社役員の男(41)を逮捕した。

 会社員の男の再逮捕容疑は、氏名不詳者らと共謀の上、昨年4月11日から16日の間、交流サイト(SNS)を利用してスマートフォンを有償で譲渡する契約者を募り、募集に応じた3人に対して有償譲渡の目的を隠してスマートフォン9台を契約させ、報酬と引き換えにスマートフォンを譲り受けた疑い。

 さらに2人は共謀の上、昨年4月16日、東京都内の携帯電話販売店で第三者に有償譲渡する目的を隠してスマートフォン4台(売価合計58万9235円)を契約し、詐取した疑い。県警は共犯事件のため、認否を明らかにしていない。

 同課によると、同様の手口での契約者は数百人に上るとみられる。これまでに一連の事件で逮捕されたのは7人で、契約者に契約方法などの説明を行う指示役や契約者からスマートフォンなどを受け取る同行役、実際の契約者や転売役などの分担をしており、会社員の男は転売役、会社役員の男は実際に契約者の役割とみられる。

 県警は余罪などを全容解明を進める。

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