京都や大阪で100人以上の女性のスカート内などを盗撮したとして、京都府迷惑行為等防止条例違反などの罪に問われた無職の被告の男（46）の初公判が26日、京都地裁（安永武央裁判官）であった。被告の男は起訴内容を認めた。
起訴状によると、2021年2月～22年10月、京都市下京区の阪急烏丸駅や大阪市の店舗などで、女性110人のスカートの下などに、鞄に入れた携帯電話を差し入れ、動画で盗撮したとしている。
検察側は冒頭陳述で、被告の男が犯行の発覚を免れるため、改良した鞄型の盗撮用具を使っていたと指摘。遅くとも15年ごろから盗撮動画をインターネット上で販売し、月に100万円以上の収益を得ていたとした。証拠調べで検察側は森被告の供述調書を読み上げ、周りの目を遮る棚があるような狭い店を犯行場所として選んでいたことや、「（撮影後）5年以上たてば捕まらないという情報をネットで見て、約10年以上前の動画を販売していた」などと話していたことを明かした。
