“マスク拒否”で飛行機おろされた呉市議会議員の裁判が結審 広島地裁

マスク着用を拒んだことで旅客機から降ろされたことは違法だとして、広島・呉市議会議員が、航空会社と警察署を訴えた裁判が26日、結審しました。

この裁判は、去年2月6日、釧路空港発の航空会社AIRDOの旅客機に乗った呉市議会の 谷本誠一 議員と知人の男性がマスク着用の要請に応じなかったことが発端となっています。

訴えで谷本議員は、「マスクの着用を執拗に求める行為は強要行為であり、それに基づいた降機命令は違法性を帯びる」などとして、AIRDOと釧路警察署に命令の取り消しと損害賠償1円を求めています。

26日、広島地方裁判所で開かれた裁判で、谷本議員は、機長や対応した警察官などの証人尋問と、機内で乗客が撮影した動画の収集を裁判所に求めましたが、吉岡茂之 裁判長は、「判決に関わりがない」として却下し、裁判は結審しました。

判決の日程については、追って決まるということです。

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