ストライカー不足のイタリア代表。
3月にA代表デビューを飾ったイタリア系アルゼンチン人のマテオ・レテギはインテルへの加入こそ噂されているものの、まだトップリーグでのプレー経験がないという選手だった。
今回は今後のイタリア代表で活躍したい5人のストライカーを見ていきたい。
ジャコモ・ラスパドーリ
所属クラブ:ナポリ(イタリア)
今季はローンでナポリへ加入しているラスパドーリ。
ユース時代からサッスオーロでプレーしている選手であり、昨季はセリエAで10ゴールをマークした。
今季は首位を独走するナポリでなかなか出番を得られず、リーグ戦では2ゴールを挙げるにとどまっている。ただCLでは4ゴール3アシストという結果を残しており、チームのGS首位突破に大きく貢献した。
2021年にデビューしたイタリア代表では通算5ゴールをマークしており、今後の更なる活躍に期待がかかる。
アンドレア・ペターニャ
所属クラブ:モンツァ(イタリア)
ACミランのユースで育成されたペターニャ。
その後アタランタで主力としてプレーし、SPALでは2シーズン連続でセリエA二桁ゴールを奪う活躍を見せた。
ただナポリでは出場機会に恵まれず、今季はローンでモンツァへ加入。セリエAでは2ゴール6アシストをマークしている。
イタリア代表ではアタランタでプレーしていた2017年にデビューを飾ったが、以降は一度も招集されず。デビュー戦が唯一の出場となっている。
ジャンルカ・スカマッカ
所属クラブ:ウェストハム(イングランド)
今季はウェストハムへと加入したスカマッカ。
かつてはラツィオとローマのユースで育成され、その後はPSVの下部組織でもプレーしたというやや変わった経歴を持つ大型ストライカーだ。
2017年にサッスオーロへ移籍。昨季に主力に定着し、セリエAでは16ゴールをマークしたが、迎えた今季はプレミアリーグでここまで3ゴールにとどまっている。
2021年にデビューしたイタリア代表ではここまで11試合に出場しているもののまだゴールはない。
アンドレア・ベロッティ
所属クラブ:トリノ(イタリア)
トリノではキャプテンを務め、チームを牽引してきたベロッティ。
長らくエースとして活躍し、2016-17シーズンはセリエAで26ゴールをマークして注目を集めた。
今季からはフリーでローマへと加入。ただエイブラハムのポジションを奪うには至っておらず、セリエAでは未だノーゴールである。
イタリア代表ではこれまで44試合に出場し、12ゴールをマーク。ローマ移籍後はクラブでの不調もあって代表から遠ざかっている。
チーロ・インモービレ
所属クラブ:ラツィオ(イタリア)
ラツィオが誇る大エースストライカー、インモービレ。
これまでリーグ得点王を4度、EL得点王、さらにゴールデンシューと多くの個人タイトルを獲得してきた。
一方でイタリア代表ではその能力を最大限発揮しているとは言い難い。
A代表では通算55試合に出場し、15ゴールをマーク。大舞台ではなかなか得点に恵まれず、2度のW杯欧州予選敗退を経験した。
カタールW杯出場を逃した昨年3月のマケドニア戦を最後に、代表では1年以上プレーしていないが今後は果たして。