原爆犠牲者追悼に「おりん」、8月NYで式典 富山県高岡市でプレイベント

おりんの幻想的な音色が響き渡ったプレイベント

 8月に米ニューヨークの国連本部で開かれる広島・長崎の原爆犠牲者を追悼する平和記念式典のプレイベントが26日、富山県高岡市のホテルニューオータニ高岡で開かれ、高岡銅器の仏具「おりん」を基にした楽器が演奏された。

 式典の名称は「インターフェイス平和の集い」。ニューヨーク在住の僧侶、中垣顕實さんが代表を務める団体「ニューヨーク平和ファウンデーション」が開催する。

 おりんを組み合わせた山口久乗の楽器「久乗編鐘(へんしょう)」を使い、国内外で演奏活動をしている和編鐘奏者、ゆきねさん(神奈川)が演奏。鎮魂の祈りを込めた曲など3曲を披露した。中垣さんの講演もあった。

 5月のG7広島サミットに合わせ、プレイベントを高岡のほか、京都、大阪、広島の計4カ所で行う。

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