【佐伯】佐伯市米水津小(岡田豊校長、40人)で20日、食の大切さを学ぶ「KIRAKIRA食育授業」がスタートした。
市とフードサービス業LEOC(本社・東京都)が本年度から食育事業として取り組む。有機農家や水産加工業者、飲食店などの協力を得て「地域を知る」「生産者に会う」「自然に触れる」といったテーマで体験学習を行い、地元食材を使ったオリジナルメニュー作りに挑戦する。
第1回授業は5、6年生17人に対し、市ブランド推進課が市の食育活動について説明。市出身でさいきオーガニックアドバイザーの山口タカさん(69)=東京都在住=が「子どものころに本物のおいしい食べ物を体験すると、正しい味覚を育てられる」などと語りかけた。有機野菜の試食もあり、児童はキャベツ、ニンジン、トマトを味わった。
5年の植田涼君(10)は「キャベツとニンジンはおいしかった。トマトは嫌いだけど、食べられるようになれたら」。
同社の管理栄養士永木恵子さん(47)は「野菜のおいしさを伝え、授業が終了するころには好き嫌いなく食べられるようになってもらいたい」と話した。