LIV勢にメジャー出場の“新資格”を マスターズ2位のミケルソンが主張

海外メジャー6勝のフィル・ミケルソン(写真は2023年マスターズ)

◇LIVゴルフリーグ◇シンガポール 事前(26日)◇セントーサGC(シンガポール)◇7406yd(パー71)

フィル・ミケルソンが26日、「LIVゴルフ」を主戦場にしている選手たちに向けた新たなメジャー出場資格の制定を訴えた。シンガポールで28日(金)に開幕する今季第5戦を控えた公式会見で主張した。

4月のメジャー「マスターズ」には18人のLIV勢が出場し、12人が予選を通過した。同じ新リーグでプレーするブルックス・ケプカとともに2位に入ったミケルソンは、5月の第2戦「全米プロ」(ニューヨーク州オークヒルCC)を3週後に控え、「メジャーがゴルフにおける真のベストフィールドであることを欲するのであれば、LIVのベストプレーヤーたちを参加させる方法を見つけなくてはならない」と話した。

ミケルソンらは歴代大会での優勝や、ほかのメジャー直近5大会の優勝の資格でマスターズに出場した。慣例に倣い、世界ランキング上位50位の選手も本大会に招待されたが、依然として世界ランキングポイント付与対象外のLIVで戦うプロの順位は落ちる一方になっている。

世界ランキングの運営委員会によるポイント付与に関する検討が終わるのは、今年後半と見られ、ミケルソンは「世界ランキングが包括的な方法を見いだせないのであれば、メジャーは別の道を考えるべき。とくにメジャーが最高の選手たちを集めることが、すべての人の関心を集めるというシンプルな理由で解決される」と自信を持った様子で話した。

バッバ・ワトソンは「世界ランクのことは忘れて、それぞれのツアーやリーグで一番の選手を誰がベストかを考えればいい」と提案している。

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン