渋野日向子はショートゲーム中心の調整 プロアマは9ホールこなす

開幕前日はプロアマに出場した渋野日向子。前週に続き左手にテーピングを施しての調整が続いた(撮影/村上航)

◇JMイーグルLA選手権 presented by プラストプロ 事前(26日)◇ウィルシャーCC (カリフォルニア州)◇6258yd(パー71)

ロサンゼルスにあるウィルシャーCCは、コンパクトにまとまったレイアウトでショットのミスを許してくれない。渋野日向子は「隣のホールも、使えるものは使います」とおどけて見せた。

前週のメジャー「シェブロン選手権」では、左手にテーピングを巻き、最終日は寝違いによる首の痛みを抱えながらプレー。体の不具合も加わって「ショットもバラバラ、風どころの問題ではないショットが多かった」という自己評価だったが、それでも日本勢最上位の28位で終えた。

同伴アマチュアと笑顔で9ホールをプレー(撮影/村上航)

今週も25日(火)の練習ラウンドはアプローチとパットのみ。「無理をしない程度に」とグリーン周りのチェックに留めた。開幕前日に出場したプロアマ戦では、左手にテーピングを残しながらも同組の米国大学生らアマチュアプレーヤーと9ホールを完走。いっぱいの笑顔とともに、力強いショットを披露した。

コースからハリウッドサインが見える市街地のコースは、約1年ぶりに見ても「珍しいし、不思議」と印象は変わらない。ルーキーイヤーの昨年4月「DIOインプラントLAオープン」で同コースを回ったときは63位でフィニッシュ。1Wショットは右のミスが多く出た。スイング改造中の今季は予選落ちなしで5試合を終えているが、まだショットの内容には納得がいっていない。

元気いっぱいに最終調整を済ませた(撮影/村上航)

総距離6258ydのコースは波打つフェアウェイや小さいグリーンが難度を上げる一方、350ydに満たないパー4があるなどメリハリのあるコース。「臨機応変に。難しいですが、できることをやれたらいいなと思います」と、まずは週末まで4日間のプレーを目指す。(カリフォルニア州ロサンゼルス/谷口愛純)

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