ニッサン/ニスモ、スーパー耐久第2戦富士24時間に『ニッサンZ・レーシングコンセプト』で参戦へ

 4月27日、ニスモはSNS上で5月26〜28日に静岡県の富士スピードウェイで開催されるスーパー耐久シリーズ第2戦富士SUPER TEC 24時間レースに向け、『ニッサンZ・レーシングコンセプト』でST-Qクラスに参戦すると発表した。

 すでにスーパー耐久第2戦富士に向けては、4月28日に行われる公式テストのエントリーリストが発表されており、このなかでメーカーの開発車両が参加可能なST-Qクラスに、NISMOのエントリー、平手晃平/佐々木大樹/高星明誠/松田次生というドライバーラインアップで1台が参戦することが記されていた。

 気になる参戦車両については、これまで内容は明かされてはいなかったが、4月27日にニスモはSNS上で、ニッサンZ・レーシングコンセプトで参戦することを明らかにした。

 ニスモは2022年も富士24時間に同じ車名のニッサンZ・レーシングコンセプトを2台投入し、NISMOからエントリーした1台はカーボンニュートラルフューエル、Max Racingが走らせた1台は通常燃料で参戦した。そのうち、通常燃料を使用していた244号車はその後もシリーズに参戦し、2023年からデリバリーがスタートしたニッサンZ GT4に昇華した。

 今季参戦することになるニッサンZ・レーシングコンセプトの画像を見ると、フロントのグリル開口部がZ GT4に比べて大きく拡大されているほか、ボンネットのエアアウトレット形状もZ GT4から変更されている。写真からは分からないが、他にも改良点は多くありそうだ。

 この車両のスピード、さらに参戦の狙いなど、非常に気になるところだろう。

2022年の富士24時間に登場した2台のニッサンZ Racing Concept

© 株式会社三栄