5月は高温 東・西日本は中旬にかけて晴天少ない 気象庁1か月予報

 

 気象庁は27日(木)、向こう1か月(4/29~5/28)の天候の見通しを発表した。向こう1か月の気温は全国的に高く、特に5月上旬はかなり高くなりそうだ。向こう1か月の降水量は、5月中旬にかけて気圧の谷や湿った空気の影響を受けやすいため、東・西日本で平年並みか多くなる見通し。

 なお、4月25日発表の3か月予報での5月の予報に比べて、低気圧や暖かく湿った空気の影響を受けやすい見通しに変わった。このため、向こう1か月の気温は全国的に高く、向こう1か月の降水量は、東・西日本で平年並みか多い予報に変わっている。

高温に関する情報

 

 北日本や北陸、関東甲信の向こう2週間の気温は、暖気が流れ込みやすいため高い日が多い見込み。東海、近畿、中国、四国の気温は、5月2日(火)ごろまでは平年並みの日が多いが、その後は暖気が流れ込みやすいため高い日が多くなりそうだ。九州北部(山口県を含む)、九州南部、沖縄・奄美は、向こう1週間程度、気温が低い日もあるが、その後は暖気に覆われやすいため高くなる見通し。 特に、北・東日本や近畿、中国、九州北部(山口県を含む)、九州南部、奄美は5月3日(祝・水)ごろからの5日間ほど、四国と沖縄は4日(祝・木)ごろからの5日間ほどは、気温が平年よりかなり高くなる可能性がある。このため気象庁は、これらの地方に「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。北海道の積雪の多い地域では、なだれにも注意が必要だ。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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