米ビルボードが選ぶ【2023 International Power Players】に日本から3名が選出

米ビルボードが選出する2023年度の【Billboard International Power Players】が発表された。

世界の音楽産業が8年連続で成長を遂げる中、アメリカ国外での音楽ビジネスの成功を牽引した業界人を表彰するもので、今年日本からは、エイベックス株式会社の代表取締役社長CEOである黒岩 克巳、株式会社ハヤシインターナショナルプロモーションズの代表取締役を務める林 香里、そして3年連続4度目の選出となったユニバーサルミュージックジャパン合同会社の社長兼最高経営責任者である藤倉 尚の3名が選ばれた。

エイベックス株式会社は、約5年間の育成期間を経て、7人組ガールズ・グループのXGを2022年にデビューさせた。Spotifyの『Pop Rising』プレイリストのカバー写真に選ばれたXGは、「Left Right」でMediabase Top 40 Radio Airplayチャートに日本の女性アーティストとして初めてランクインしたことも話題となった。「彼女たちの活躍により、米国や世界市場への進出の兆しが徐々に見えてきた」と黒岩は語っている。

ユニバーサルミュージックジャパンからは、今年3月にKing & Princeが『Life goes on/We are young』で初週にミリオンを達成し、ビルボードジャパン総合ソング・チャート“Japan Hot 100”を制した。CD初週売上が100万枚以上を突破するのは、2020年3月以来だった。また、キャピトルミュージックグループと共同で、ジャニーズ事務所所属の人気ボーイズ・グループ、Travis Japanと契約した。

ハヤシインターナショナルプロモーションズは、日本における新型コロナウイルスの水際対策が緩和された2022年10月にブルーノ・マーズのスタジアム公演を企画し、全5公演を完売させた。この2か月後には、マルーン5のスタジアム公演を3公演ソールドアウトさせた。林は、「新型コロナウイルスによる海外アーティストの来日中止から立ち直ったばかりの市場で、1週間であれほどのチケットを販売できたことは大きな誇りでした」と話している。

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