「平和を知ってもらうきっかけに」G7広島サミット 歓迎ボード 小学生が花を植え替え

G7広島サミットに合わせて平和公園(広島市)を訪れる人たちを歓迎するボードに、小学生が花を植えつけました。

平和公園にある歓迎ボードです。近くにある中島小学校の6年生23人と、サミットの学生ボランティア2人が、花を植え替えていきました。

歓迎ボードは、サミットで広島を訪れる人を歓迎し、おもてなしの機運を高めようと、先月29日に設置されました。

使われている花は、広島市にある27の小学校で育てられたペチュニアおよそ1400株です。ペチュニアは、サミットに向けてさらに開花して、グラデーションがかかるということです。

広島市立中島小 6年 岡田莉人 さん
「ずっと育ててきた花が、このように看板に飾らせていただけて、うれしいです。平和を知ってもらえるきっかけにもなると思うので、どんどん見てほしいです」

歓迎ボードは、平和公園内の噴水付近にサミット終了後まで設置されます。

こうしたなか外務省は、サミット期間中のG7首脳の平和公園と宮島訪問実現に向けて調整していることを明らかにしました。G7広島サミット準備会議で、外務省が報告しました。

政府が、首脳の平和公園訪問に向けた調整を、公式に明らかにしたのは初めてです。

外務省は、「各国の首脳はじめ国際社会に対して被爆の実相をしっかりと伝えていくこと、これは核軍縮に向けたあらゆる取り組みの原点として重要。こうした観点を踏まえつつサミットの日程について有意義なものとなるようしっかりと検討しています」

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