夢を叶えた小祝さくら “ワンバン”始球式に「ダメでした…」

“エスコン”での始球式で投手を務めた(撮影/内山孝志朗)

◇国内女子◇パナソニックオープンレディース 事前(27日)◇浜野GC(千葉)◇6656yd(パー72)

「練習をした割には全然成果を出せなかった」。これはゴルフではなく、野球の話。小祝さくらの囲み取材は、野球トークで始まった。

25日(火)、地元・北海道北広島市にあるプロ野球・日本ハムの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」で始球式の投手を務めた。

自ら選んだ背番号は、好きな「0」を2つ並べた。特注で作ってもらったグローブも、大好きな水色とピンクを使ったこだわりのデザインだ。

「練習ではいい感じで届いていたので結構自信があったけど、ダメでした…」。ノーバウンド投球を狙って投げたボールは、ホームベースの手前でワンバウンドしてキャッチャーミットに収まった。狙い通りではなかったが、「でも、すごく楽しかった!」と笑顔で振り返った。早稲田実業高時代からのファンだという清宮幸太郎選手との初対面も果たし、大満足の一日となった。

野球の悔しさはゴルフで晴らす(撮影/内山孝志朗)

故郷に誕生した“新名所”の印象は「迫力があってカッコよかった。外から見ても、中から見ても他の球場とは全然違う感じ。ぜひ、いろんな方に足を運んでほしい」とPRも忘れなかった。

最後に、ゴルフの話も忘れない。本大会は2019年から3大会連続で予選通過と安定した成績を残している。「オフに来ることもあるし、回るのが楽しみで好きなコース。いい成績でプレーしたい」。始球式の悔しさは本業で晴らす。(千葉県市原市/内山孝志朗)

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