くにみクラゲ公民館1周年、ふわふわ癒やしの人気スポットに 福井県福井市の小さな水族館、70種展示

浮遊するクラゲをイスに座って眺めると、心が癒やされる=福井県福井市鮎川町
パイプに住み着くアナゴ。クラゲ以外の生き物も展示されている=福井県福井市鮎川町

 福井県の福井市国見公民館の旧建物を活用した水族館「くにみクラゲ公民館」(鮎川町)が1周年を迎えた。水中をふわふわ浮遊するクラゲに癒やされると人気を呼び、全国から約2万1千人が訪れた。魚やカニなども飼育・展示し福井の海の豊かさをアピールしている。

 クラゲ公民館長の田中俊之さん(44)=福井市=が、地元の海の魅力を広めようと昨年4月に開館した。当初約50種だった展示は、水槽を増やしたり、アナゴやオコゼなどの魚も加えたりして約70種にまで増やした。磯の観察会といったワークショップも実施。北海道から沖縄まで全国から海の生き物好きが訪れる人気スポットになっている。

 田中さんは「来てくれた人の意見を取り入れることで魅力が増した」と振り返る。今後も「越前海岸や生き物に関心を深めてもらえるようなイベントを開きたい」と多彩な企画を予定している。

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