ACL決勝を前に、元浦和の細貝萌に聞いた!「立ち会えなかった2007年の初優勝」「強敵アル・ヒラルとの決戦」

AFCチャンピオンズリーグはいよいよ今週末、29日(土)に第1戦が行われる。

東地区を制した浦和レッズはすでにアウェイのサウジアラビア入りし、日本時間29日深夜にアル・ヒラルと対戦予定。彼らの地元・埼玉スタジアム2002では、2:30キックオフにもかかわらずパブリックビューイングが実施される!

浦和とアル・ヒラルはACL決勝で過去2度対戦しており(2017年と2019年)、結果は1勝1敗。直近の2019年は第1戦のアウェイでの敗戦が痛かっただけに、今回は良い結果を手に、5月6日(土)に行われるホームでの第2戦につなげてほしいところだ。

そんな大一番に前に、Qolyでは今週、元浦和レッズの細貝萌に別の企画で単独インタビューを実施。

浦和が初めてACLを制した2007年大会の優勝メンバーであり、現在はJ2のザスパクサツ群馬でプレーする元日本代表MFに、ACLの思い出や今回の決勝についても聞いた。

――今週末、浦和レッズがACL決勝を戦います。細貝選手は2007年に優勝を経験されていますが、当時の思い出は?

2007年にACLで優勝した時、僕はオリンピックで代表のほうへ行っていたんです(※北京五輪予選のラスト2試合が同時期に開催)

最後はそちらへ行っていたんですけど、ACLで優勝したメンバーの中に自分がいることができたというのは僕自身、すごく価値があったなと思います。

ACLのアウェイで、オーストラリアへ行ったり、インドネシアへ行ったり。そこで最後のほうに少しでも試合に使ってもらっていたのはすごく大きかったです。

やっぱりACLのような大会で、日本のクラブではないところと試合ができるというのはすごく価値があります。

――浦和へのエールという意味で今回の決勝、どんなところに期待していますか?

いやもう、シンプルに決勝なので、とにかく勝ってほしいと思っています。

当然みんな勝ちたいと思っているんですけど、対戦相手のクラブ(アル・ヒラル)も、資金でいえば何も問題ないというかそういうクラブの一つで、正直レベルも相当高いんですよ。前回浦和が決勝でやられた試合もそうでした。

やっぱり今、外国人選手の能力が高いですし、外国人選手だけではなくサウジアラビアの選手たちの能力も相当高い、レベルの高いリーグだと思います。

国の状況などでどういうサッカーなのかとかなかなか表に出てこない部分もあります。ただリーグの質や選手の質は間違いなく素晴らしいです。だからこそACLで最後まで勝ち残ってきているので。

でもそれと同じことが浦和にも言えます。埼玉スタジアムでできるというのはすごく…前回はそれでやられちゃいましたけど、やっぱり埼スタでやれるのはすごくメリットもあると思います。そこで優勝を決められる可能性があるというのは、かなりアドバンテージなんじゃないかと思います。

とにかく勝ってほしいの一言ですね。

細貝へのインタビューでは他にも様々なことを聞いているので、そちらも乞うご期待!

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まずは今週末の土曜深夜にサウジアラビアで行われるアル・ヒラルと浦和レッズの第1戦に注目したい。なお、この試合はDAZNで配信される。

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