27日午前8時25分ごろ、八幡平市野駄の山林で、同市田頭の男性(75)と妻(70)がクマに襲われた。2人は顔から出血するなどのけがを負い、ドクターヘリで矢巾町の岩手県高度救命救急センターに搬送された。命に別条はない。
現場は市清掃センターから西に約200メートルの山林。道路沿いのため、車で近くまで乗り入れできる。
同市や岩手署などによると、2人は午前7時半ごろに入山。山菜採りをしている最中に、体長1メートルほどの成獣とみられるツキノワグマ1頭に顔などを引っかかれた。逃げながら下山し、妻が119番した。