横浜DeNAベイスターズは27日のヤクルト戦(横浜)に延長十回の末、7―6でサヨナラ勝ちした。今季3度目の4連勝となる殊勲打を放ったのは関根大気外野手。この試合で2安打をマーク、打率を3割7分7厘とし、セ・リーグの3位につけている。
絶好調男はおごりを見せない。自身の調子を表現した言葉は「上振れ」。開幕から約1カ月間、結果を出したが、「『一日一善』でけがしないこと」と謙虚に語り、自身を「レギュラーだとは思っていない」という。
「上振れ」ということは「下振れ」があるのか。背番号63は「絶対あると思います(笑) 年間を通して3割6分はあり得ないと思っている。もちろん目指していますけど」と分析した。
ここまでの活躍も自分なりの「仮説」を持って取り組んだ結果だという。オフにメキシコで武者修行し、春季キャンプやオープン戦でも一つ一つチャレンジを続けてきた。「まだ(仮説が)そう(正解)じゃない可能性もある。検証中ということです」とプロ初のサヨナラ打を放った夜も冷静だった。好調打線を支える27歳は精神的にもたくましく、頼もしい。