【壬生】町は県の特産品かんぴょうとワサビを使った細巻き「みぶのサビかん」の試食会を20日、宇都宮市宮みらい1丁目のウツノミヤテラス内「すし華亭 匠」で開いた。
国内産の98%を占める県産かんぴょうは18世紀初めに鳥居家が滋賀県水口から壬生へ入封(にゅうほう)した時に持ち込まれたという。大河ドラマ「どうする家康」にも登場する鳥居元忠(とりいもとただ)公がルーツとされる。サビかんは、町が新名物として売り出している鳥居家の献立帳を基にした「お殿様料理」「お姫様料理」のPRに使うという。
試食会にはかんぴょうをデザインしたTシャツと法被を着た小菅一弥(こすげかずや)町長とシンガー・ソングライターで町かんぴょう大使のサトウヒロコさんが出席。小菅町長は「歴史のあるかんぴょうで、壬生お殿様・お姫様料理をPRしていきたい」。サトウさんは「甘くてさっぱりしたおいしさ」と話していた。サビかんは「すし華亭」を含む奴寿司(すし)グループ系列の全店7店舗で販売するという。