川崎フロンターレのホーム、等々力陸上競技場を球技専用スタジアム化することで話題の川崎市・等々力緑地。
事業を担う「川崎とどろきパーク」による等々力緑地の運営・維持管理業務が3月31日から開始された。
川崎とどろきパークは、東急、富士通、丸紅、オリックス、川崎フロンターレ、グローバル・インフラ・マネジメント、大成建設、フジタ、東急建設の9社が出資して設立された特別目的会社。
今回のプロジェクトは民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)に基づき実施され、すでに緑地内の駐車場でキャッシュレス決済が導入されるなど目に見える変化が生まれている。
今後、川崎とどろきパークは、等々力緑地の運営を担いながら、等々力陸上競技場の大規模改修やとどろきアリーナの建替えなど等々力緑地の再整備を行う。
そんな等々力陸上競技場、川崎市が紹介しているレア映像がこちら。
40年前の1983年に開催された川崎市の姉妹都市リエカ(※当時はユーゴスラビア、現在はクロアチア)との親善ユースサッカー大会の様子だ。
川崎市の高校選抜のユニフォームを見ると…水色!なんとなくフロンターレとの繋がりを感じてしまう。
当時の競技場はメインスタンドやバックスタンドが1層で屋根もメインの一部以外になく、両ゴール裏に至っては芝生席だった。
それがJリーグ開幕に伴い、ヴェルディ川崎がホームとしたことで1993年から1994年にかけて25,000人収容のスタジアムに改修。さらに2012年から2015年にかけてメインスタンドが建て替えられて現在の姿に至っている。
【関連記事】新国立も?陸上トラックを撤去して「サッカー専用」になったスタジアム10選
今回の再整備は等々力陸上競技場においてそれ以来の大規模プロジェクト。事業全体が完了するのは2029年になるという。