30代男性がはしか感染 茨城県内で約4年ぶり

茨城県庁=水戸市笠原町

茨城県は28日、同県つくばみらい市の30代男性がはしかに感染したと発表した。インドに渡航歴があった。同県内の感染確認は2019年7月以来約4年ぶり。男性は県内で不特定多数の人が利用する施設に出入りしていた。現在は自宅療養中で快方に向かっているという。

県感染症対策課によると、男性は14日にインドから帰国。24日までに発熱や咳、発疹の症状が出たため、同日に同県取手市の「JAとりで総合医療センター」を受診した。27日に県衛生研究所の検査で感染が判明したという。

男性は23日午後10時ごろ、東京都内のつくばエクスプレス(TX)秋葉原駅から快速列車に乗車。同10時半ごろに同県内の守谷駅で普通列車に乗り換え、同10時41分ごろ、同市のみらい平駅で降車した。

同課は、これら時間帯のTX利用者、24日午前8時50分から午後6時50分までの間の同センター利用者に対し、10日前後を経過してから発熱や発疹など、はしかが疑われる症状が出た場合、最寄りの保健所に連絡するよう呼びかけている。

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