岩手県、飲食店認証廃止へ コロナ5類移行受け

 岩手県は5月8日で、新型コロナウイルス感染症対策を講じた店舗の「いわて飲食店安心認証制度」を廃止する。感染症法上の位置づけが「5類」に移行することを踏まえた判断。今後の感染対策は各店舗に委ねる。

 同制度は客席の距離の確保、パーティションの設置、消毒の徹底などを条件に飲食店を認証。県が発行するプレミアム付き食事券の利用対象店舗にするなどのサポートをしてきた。4月27日時点で県内5045店が認証されている。

 廃止に伴い、県は配布した認証ステッカーの廃棄を呼びかけ、パーティションの設置などは事業者それぞれの判断とする。

 問い合わせは県民くらしの安全課(019.629.5363)へ。

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