花巻空港の3月利用率、コロナ前水準に 5類移行前に往来活発化

 

 花巻空港に発着する国内定期便の利用率が、平常時の水準に回復している。3月は65.3%で、新型コロナウイルス禍前の2018年度同月の69.5%に迫る水準。福岡、名古屋の各便は18年度を上回った。コロナの感染症法上の位置付けが「5類」に移行するのを前に、長く滞っていた県境を越えるビジネスや観光が活発化している。

 岩手県によると、3月の利用率は福岡67.1%、名古屋72.8%で、いずれも18年度同月を1.2ポイント上回った。大阪・伊丹68.4%、札幌は47.4%で、それぞれ同11.4ポイント、6.2ポイント下回ったものの、コロナ禍後から大幅に回復。21年に開設された神戸は過去最高の78.1%に達した。

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