シベリア、ブルキナファソ、バングラデシュ 先生と子どもたち描く 「世界のはしっこ、ちいさな教室」公開

「世界の果ての通学路」の製作チームによるドキュメンタリー映画「世界のはしっこ、ちいさな教室」が、2023年7月21日より劇場公開されることが決まった。

「世界のはしっこ、ちいさな教室」は、シベリアの雪深い遊牧民のキャンプ、ブルキナファソにある熱帯のへき地の村、バングラデシュのモンスーンで水没した農村地帯を舞台に、3人の先生と学びに目覚めた子どもたちを描いた作品。識字率アップが国家の使命であるブルキナファソの新人教師で、2人の子どもの母でもあるサンドリーヌ、バングラデシュ北部のボートスクールで、子どもや女性の権利を守るために戦う若きフェミニストのタスリマ、広大なシベリアに暮らす現役の遊牧民でエヴェンキ族の伝統の消滅を危惧するスヴェトラーナの3人を追う。

ポスタービジュアルでは、シベリアの雪原で遊牧民生活を送る民族のキャンプ地に建てられたテント、ソーラー発電はあっても水道とガスはなく壁のない建物、1年の半分は洪水で土地が消えるため川に浮かべられたボートという、本作で舞台となる3つの国の学校と、そこで学ぶ生徒たちの姿が切り取られ、「先生、ここで待ってるよ」のコピーが添えられている。

【作品情報】
世界のはしっこ、ちいさな教室
2023年7月21日(金)、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国公開
配給:アルバトロス・フィルム
© Winds - France 2 Cinéma - Daisy G. Nichols Productions LLC - Chapka - Vendôme Production

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