GWスタート、岩手県内の観光復活へ 交通など大幅な回復傾向

 新型コロナウイルス感染予防の外出自粛要請が4年ぶりにないゴールデンウイーク(GW)が始まった。東北・北海道新幹線の予約がコロナ禍前を既に上回るなど、交通機関や宿泊施設の利用は大幅な回復傾向にある。盛岡地方気象台によると、30日を除いておおむね晴れや曇りの見込みで、県内ににぎわいが戻りそうだ。

 JR盛岡支社によると、28日~5月7日の東北・北海道新幹線で予約可能な62万3千席のうち、25日時点で36万2千席が埋まった。コロナ禍前の2018年比103.5%。ピークは下りが5月3日、上りが6日の見込み。

 日本航空岩手営業所によると、札幌、大阪・伊丹、福岡の花巻空港発着3路線はGW期間中の予約が約70%埋まり、前年同期比132.6%。フジドリームエアラインズ(FDA)名古屋・小牧便の予約は約70%、神戸便も約80%で前年同期を上回る。

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