GWスタート!埼玉に大勢観光、連休初日から久々の盛況ぶり コロナ水際対策が終了、海外客も増加見込み

イベントを楽しむ観光客ら=29日午後2時ごろ、西武鉄道西武秩父駅付近

 ゴールデンウイーク(GW)が29日、始まった。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが連休明けに5類へ移行するのを控え、鉄道や航空各社の予約状況はコロナ禍前の水準に迫る勢いだ。連休中の海外旅行客の増加を見込み、水際対策が29日午前0時に前倒しで終了。各地の駅や空港はにぎわい、観光地も訪日客の姿が目立った。

 秩父市の西武秩父駅前温泉「祭の湯」前の広場では、バンド演奏やアートショーなど多彩なイベントが開催され、多くの観光客でにぎわった。川口市から親子で訪れた看護師の男性(50)は「連休は取れないので、県内の観光地をいろいろと巡りたい」と話した。

 イベントに出店した舘今宵さんは「連休初日から、これだけ多くの人が秩父に集まるのはコロナ禍前ぶり。特に県外からの観光客が目立っている」と笑顔で語った。

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