ルクレール、リード守れず2番手「ペースは改善しつつある。明日こそ優勝したい」フェラーリ/F1第4戦スプリント

 2023年F1アゼルバイジャンGPの土曜、スプリントでフェラーリのシャルル・ルクレールは2番手、カルロス・サインツは5番手を獲得した。

 ルクレールはスプリント・シュートアウトSQ3でクラッシュしたものの、トップタイムをマークし、スプリントを先頭からスタート。序盤はリードを維持するが、8周目にセルジオ・ペレス(レッドブル)に抜かれ、しかしマックス・フェルスタッペン(レッドブル)からはポジションを守り切って、2番手でフィニッシュした。

 サインツは、スプリント・シュートアウトで5番手、スプリントでも5番手という結果だった。なお、土曜日、サインツ車のパワーユニットにシーズン2基目のMGU-Kが投入されたことが発表された。規則で認められた制限基数内であるため、ペナルティ対象にはならない。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
スプリント・シュートアウト=1番手(SQ1=1番手1分42秒820:ミディアムタイヤ/SQ2=2番手1分42秒500:ミディアムタイヤ/SQ3=1番手1分41秒697:ソフトタイヤ)
スプリント=2番手(1番グリッド/タイヤ:ミディアム)

2023年F1第4戦アゼルバイジャンGP スプリント・シュートアウトでクラッシュしたシャルル・ルクレール(フェラーリ)

 勝利を目指したかったけれど、レッドブル・レーシングのレースペースにおけるアドバンテージを考えると、難しいだろうことは分かっていた。僕たちに欠けているのはその部分であり、今、そのエリアの改善に最も力を入れている。

 ポジティブな面に目を向けると、予選では強力なペースを発揮することができた。前戦オーストラリア以来、正しい方向に進んでいるということだ。明日何が可能かを見ていこう。

(スプリント後の会見で語り)2戦前はレースペースでどれだけの差があったのかを忘れるべきではない。それを思えば、一歩前進したということになる。まだ望む状態には至っていないけれど、勝つことが不可能なのであれば、最大限のポイントをつかむ必要がある。今日はこれ以上の結果を出すことは無理だった。そういう意味で、2番手に満足だよ。明日は(ポールポジションから)優勝を目指して戦う。レッドブルの方が少し速いとは思うけどね。

2023年F1第4戦アゼルバイジャンGP シャルル・ルクレールとカルロス・サインツ(フェラーリ)

■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
スプリント・シュートアウト=5番手(SQ1=4番手1分43秒622:ミディアムタイヤ/SQ2=3番手1分42秒909:ミディアムタイヤ/SQ3=5番手1分42秒287:ソフトタイヤ)
スプリント=5番手(5番グリッド/タイヤ:ミディアム)

 この週末は僕にとって簡単なものではないけれど、前に進むしかない。なんとかポイントを獲得することはできたし、ここから立て直していくつもりだ。

 今日はたくさんの周回をこなすことができたので、明日、今の僕たちに立ちはだかっている問題に対処して、結果をできる限り良いものにしたい。

 週末はまだ終わっていない。バクーではあらゆるチャンスをつかむために準備を整えておく必要がある。これからレースが終わるまで、最大限に集中していく。

2023年F1第4戦アゼルバイジャンGP カルロス・サインツ(フェラーリ)

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