GW初日から客大勢!秩父で“全国最速”アユ釣り解禁、早朝から一斉に川へ「人多くて簡単に釣れそうにない」

解禁されたアユの友釣りを楽しむ釣り人たち=1日午前7時ごろ、秩父市上影森の柳大橋下流

 埼玉県秩父地域の荒川上流で29日、初夏を告げるアユの友釣りが解禁された。秩父市上影森の柳大橋付近には県内外から大勢の釣り人が集結。解禁の午前6時から一斉にさおを繰り出し、大型連休初日を満喫した。

 秩父漁業協同組合によると、アユ釣りの4月解禁は全国で最も早い。27日までに11~18センチの稚アユ計900キロ(約3万7千匹)を放流し、5月中も柳大橋を起点に計600キロを放す予定。

 前日から場所取りをしていた東京都瑞穂町の曳地広幸さん(70)は「今年は昨年より釣り人が多いので、簡単には釣れそうにない」と話した。同福生市の金丸利夫さん(68)は「最低でも10匹は釣りたい」と意気込んだ。

 遊漁料は年間券1万1千円、日釣り券は店売り2100円、現場売り3千円。期間は一部地域を除き9月1日まで。問い合わせは、秩父漁業協同組合(電話0494.22.0460)へ。

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