「米軍人の性暴力許さない」 東京都内で女性らが訴え 米軍属女性殺害事件から7年

 【東京】2016年4月にうるま市で女性が米軍属に殺害、遺棄された事件から7年。東京都のJR新宿駅南口で29日、都内の女性たちを中心にした「スタンディング&アピール」が行われた。「発信しなければ、忘れられてしまう」。約70人が集まり「米軍人による性暴力を許さない」と街行く市民へ訴えた。

 同アピール行動の実行委員、與儀睦美さん=東京都葛飾区=によると、アピール行動は17年から、規模や場所を変えつつ続けてきた。「米軍基地の過度な集中が性暴力の原因にもなっている」として、辺野古の新基地建設断念も併せてアピールしてこの日は、署名も集めた。

 アピール行動では、英語版を含めミニリーフレットを市民へ配布した。リーフレットには「『日本』に住む私たちにも責任がある」と記し、マイクを握ったメンバーは「見ぬふり、聞かないふりをやめて」「理不尽に対し一緒に声を上げて」と市民へ呼びかけた。

(斎藤学)

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