旧南畑小にアーチェリーの屋内施設 雫石・37人同時に行射可能

旧南畑小に完成した「いわて雫石アーチェリーセンター」

 「アーチェリーの町」を目指す雫石町は29日、旧南畑小に「いわて雫石アーチェリーセンター」をオープンした。風雨などの気象条件に左右されず、最大37人が同時に射ることができる国内有数の屋内施設。競技の普及や技術向上を図るとともに、交流人口拡大による鶯宿温泉エリアの活性化が期待される。

 現地でセレモニーが行われ、関係者約100人が出席。猿子恵久町長は「今後はスポーツ合宿や各種大会の誘致活動を展開し、全国の方々に利用していただけるように取り組む」と意気込みを語った。

 県アーチェリー協会長を務める鈴木俊一財務相(衆院岩手2区)は「アーチェリーといえば雫石と、定着していくことを望む」と期待を込め、テープカットやロンドン五輪に出場した選手ら3人の記念行射で完成を祝った。

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