カモミール甘い香り 東郷学園生 まちづくり協と収穫

校内に植栽されたカモミールの花を収穫する東郷学園の中学生

 宮崎県日向市・東郷学園(馬場康年校長、115人)の中学生40人は、古里学習の一環で、校内に植えられたカモミールの花を4月24日に収穫した。乾燥させた花を使い11月にドーナツを作って販売する予定。
 カモミールを地域の特産品にしようと取り組む東郷まちづくり協議会(鈴野淺夫会長)が昨年11月、同校を「カモミール香る学校」にしようと苗約200本を植栽。3月から咲き始め、現在満開になっている。
 この日訪れた鈴野会長が「花の部分だけを摘み取って」と指導。甘い香りが立ち上る中、生徒らは丁寧に花を摘み、籠に移していった。
 この日は10分ほどの作業で約700グラムを収穫。3年稲田真緒さん(14)は「初めて摘んだが、きれいな花でリラックスできるような香りだった。自分たちが摘んだ花でドーナツを作るのが楽しみ」と話していた。

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