給食牛乳の風味不良、「臭い成分わずかに多く」 製造元が検査、京都・舞鶴

舞鶴市役所

 京都府舞鶴市の小中学校で学校給食の牛乳に風味不良の報告が相次いだ問題で、同市教育委員会は28日、回収した牛乳を製造元が検査した結果、「飼料や牛舎の臭いと表現される風味成分がわずかに多かった」と発表した。風味成分は牛乳に通常含まれており、異常なものではないという。

 牛乳は雪印メグミルク京都工場(京都府南丹市)で製造された。市教委は同社から「原因の特定は難しい」との報告を受けたという。

 舞鶴市では20日、10小中学校の牛乳で「いつもと違う味がする」などの声が寄せられた。給食への提供を21日から中止したが、食品や製造工程の安全性が確認されたとして26日に再開した。

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