◆横浜DeNA2-0中日
侍ジャパンでチームメートだった好右腕、中日・高橋宏を打ち崩したのは横浜DeNA・牧秀悟だ。
0-0の五回1死から、佐野、京田の連打と宮崎の四球で広げた満塁のビッグチャンス。「甘いボールが1球もなかった。何とか、何とか一本をという気持ちで食らいついた」と外の155キロを中前へ鋭くはじき返す2点適時打を放った。
今季は開幕10戦目となる12日のヤクルト戦でようやく初打点をマーク。その後15打席無安打と快音が途絶え、一時は打率が2割1分5厘まで落ち込んだ。だが、ボールの見極めが良くなってきた直近6試合は8打点。13打点は宮崎と並びチームトップで、リーグ全体でも1位の近本(阪神)に1差まで迫った。
牧が打点を挙げれば、チームは8戦負けなし。「それが仕事、4番の役割。(打)率は上がっていないが、チャンスで打つのが仕事。より一層、打席で気持ちを入れている」と頼もしく言った。