大関とりの霧馬山が東関脇 若元春が新関脇、朝乃山再入幕

霧馬山=3月27日、堺市東区の陸奥部屋宿舎

 日本相撲協会は1日、大相撲夏場所(14日初日・両国国技館)の番付を発表し、新関脇の先場所で初優勝して大関昇進に挑むモンゴル出身の霧馬山が東正位に就いた。29歳の若元春が新関脇に昇進。弟の若隆景との兄弟関脇は1993年夏場所の若ノ花と貴花田以来で史上4組目(しこ名は新関脇時点)。今場所は4関脇3小結となった。

 6場所出場停止処分で三段目まで落ちた元大関朝乃山が9場所ぶりの再入幕を果たした。復帰6場所目で東前頭14枚目。

 他の関脇は5場所連続の豊昇龍が西の正位。小結の先場所で優勝同点の大栄翔が4場所ぶりに返り咲き、東の2番目に座った。小結は3場所連続の琴ノ若と関脇から転落の若隆景が東西の正位、2場所ぶりに三役復帰の元大関正代が東の2番目に就いた。

 1横綱1大関は3場所連続。4場所連続休場中の横綱照ノ富士は東で、先場所途中休場で6度目のかど番となる大関貴景勝は西。大関は東西で欠くことができないため、照ノ富士は今場所も大関を兼ねる「横綱大関」と番付に記載された。

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