中之又神楽(木城)継承へ新たな形 民間団体と連携協定

宮崎市の稽古場で練習する木城町の中之又神楽保存会のメンバー=宮崎市清武町

 国指定の重要無形民俗文化財「米良の神楽」に含まれる中之又神楽(木城町中之又地区)の存続を目指して、地域住民と宮崎市の民間団体「さわやか宮崎」(初鹿野聡代表)が連携に乗り出している。舞手の多くが県央部に暮らしているため、同団体の宮崎市の事務所を稽古場として提供。神楽に関わりやすい環境をつくり、伝統の継承につなげる。後継者不足に悩む県内の神楽保存会は多く、関係者は「伝統を守るための新たなモデルをつくりたい」と見据えている。

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