堤防斜面に深紅の帯 クリムソンクローバー 諫早・中央干拓

遊歩道沿いを赤く染めるクリムソンクローバー=諫早市中央干拓

 長崎県諫早市中央干拓の内部堤防斜面付近で、深紅の花のクリムソンクローバーが見頃を迎え、訪れた人たちを楽しませている。ピークは今月上旬までという。
 佐世保市の九十九島動植物園(森きらら)によると、マメ科の植物で、イチゴやろうそくの炎の形に花が似ているため、「ストロベリーキャンドル」とも呼ばれる。
 中央干拓を訪れる人を増やそうと、県県央振興局が昨年11月、内部堤防斜面と近くの平地の計1万5400平方メートルに種150キロをまいた。
 斜面や遊歩道沿いを帯のように赤く染め、家族連れらが散歩したり写真を撮ったりしていた。見物に訪れた諫早市の山﨑淳子さん(62)は「こんなにたくさん咲いている所はない。きれい」と話した。

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