過労死ラインの月80時間以上残業した教職員数は…前年の半数に 2022年度、福井県教育委員会まとめ

 福井県教育委員会が4月28日までにまとめた2022年度の県内公立学校教職員の超過勤務状況によると、過労死ラインとされる月80時間以上の残業をした教職員は延べ542人で、21年度比470人減と半減した。

⇒東京大学に福井県内の高校から15人合格

 内訳は小学校72人、中学校(県立高志中学校含む)344人、高校126人で、特別支援学校は初めて0人となった。中学校が多いことについて県教委は「部活動の負担が影響している」と説明。地域クラブへの移行をさらに進めるなど働き方改革に注力するとしている。

 県教育振興基本計画(20~24年度)では月80時間以上の超過勤務者をゼロにする目標を示している。

© 株式会社福井新聞社