ロシアによる軍事侵攻でウクライナから洋野町に避難したロハチョーバ・レーナさん(47)と双子の息子ウエノ・セミョン君、ウエノ・マクシム君(8)は30日、帰国を前に洋野町役場を訪れ、1年間の避難生活で得た支援への感謝を伝えた。
3人は岡本正善町長と懇談し「いつも優しく心を配ってくれた町民の気持ちを忘れない。おかげさまで心身の健康を取り戻せた」とあいさつ。ウクライナの国土や日本国旗、桜のイラストに「ありがとう」と記す額と町長、町民に宛てる手紙を手渡した。
2日に出国し、首都キーウ(キエフ)から約130キロ西の都市、ジトーミルの自宅に戻る。現地は1年前に比べて落ち着いているとし「しばらく会っていない夫と交流できる所にいたい。子どもたちにはダンスなど以前楽しんでいたことをやらせてあげたい」と決断の理由を語った。