関東島尻会が解散 沖縄本島南部や離島の15市町村出身者 会員減や高齢化で継続困難に

 【東京】関東島尻会(杉田直子会長)は会員の減少、役員の高齢化で会の継続的運営が困難となったことが理由で、このほど臨時総会を開き、解散を決めた。

 同会は1980年に発足、本島南部、周辺離島、伊平屋、伊是名村を含めた15市町村出身者で構成していた。約100人が所属していたが、会員は年々減少傾向が続き世代交代が進まなかったという。

 杉田会長は「気さくでアットホームな会だった。存続に向け先輩たちとも十分話し合ったが、役員はみんな70代以上となり後継者もいなかった」と残念がった。

 運営費や積立金どの余剰金は「屋嘉節」「ひやみかち節」などの作曲者で知られる山内盛彬氏の胸像建立期成会などに寄付するという。

 (謝花稔)

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