28年間誤って下水道使用料を請求 差額の返還は5年間分 京都・舞鶴

京都府舞鶴市役所

 京都府舞鶴市は1日、市内の男性に対し、28年間にわたり誤った下水道使用料を請求していたと発表した。市は時効が成立していない約5年間分の差額約27万円を返還する。

 同市の下水道使用料は水道の使用量に応じて請求する仕組みで、市によると、男性は自宅と水産加工場で水道を使用していた。1995年に下水道を自宅に接続した際、市が誤って加工場の情報を上下水道料金システムに登録したことがミスの原因という。

 使用料の多さに疑問を持った男性の家族からの問い合わせで判明し、市が謝罪した。市は似たような状態にある約80件についても誤請求がないか調査する方針。

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