審判を煽った代償⁉︎ クロップが劇的弾後にハムストリング負傷

クロップが劇的弾後にハムストリングを負傷 @Getty Images

正しくない行いをすれば報いを受ける。サッカーの神様はユルゲン・クロップ監督にそう教えを説いたのかも知れない。

プレミアリーグ第34節、リヴァプールは本拠地アンフィールドでトッテナム・ホットスパーとのビッグマッチに臨んだ。開始から15分間で3得点を叩き出したリヴァプールだったものの、その後トッテナムの猛反撃に遭い93分リシャルリソンの得点でスコアをタイに戻されてしまう。それでも失点から数十秒後、相手のバックパスを奪ったディオゴ・ジョタがネットを揺らし、劇的展開で4-3の勝利を収めた。

アクシデントが起きたのはジョタの決勝点直後、ポール・ティアニー主審に不満を抱いていたクロップが狂喜乱舞し第4審判を煽りにいくと、急に素早いダッシュをしたためか左ハムストリングを負傷。テクニカルエリアに戻る際に足を引き摺るような仕草をし、選手やスタッフと喜び合う際には引きつった表情を浮かべていた。

クロップの負傷はソーシャルメディアでも反響を呼び、「ハハハ、5位に浮上するためにクロップは足を犠牲にしたんだ」「彼は傍観者のミームだね!」とユーザーがコメント。「彼を愛してるよ。ブラッディ・フルーツケーキ(最高にクレイジー)だ!」「3ヤード走っただけでハムストリングを痛めるとは…そんなに体力がないんだろう?」とクロップの人柄ならではの投稿も寄せられた。

また当の本人であるクロップはティアニー主審への怒りが収まらなかったようで、試合後にイギリスメディア『Sky Sports』で「今日は感情的だった。特に相手の3点目前ではそうだった。ラインズマンが旗を下げたのに、どうして笛を吹くことができる?プレイがあのまま終わっていたらあのような事態は起きなかっただろう」と言及。「ティアニー氏が私たちにどんな恨みを抱いているかは分からない。彼とは何も問題ないはずだ。しかしケインがレッドを受けるはずだったシーンで、彼は何も提示しなかった。私だって彼に退場して欲しくないが、あれはレッドカードだったよ」と恨み節だった。最後に負傷した場面では、「あのセレブレーションは第4審判を狙ったもので、悪い言葉も何も言わなかったが、不要だったしそれによる罰を受けたね」と反省している。

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