ICANが企画 G7国会議員フォーラム 核廃絶へ議論

G7広島サミットまであと18日です。「ICAN=核兵器廃絶国際キャンペーン」が企画したフォーラムにG7各国の国会議員が核兵器廃絶について議論しました。

フォーラムは核廃絶へ向けた方策や課題を議論するためICANが企画したもので、G7各国のうちアメリカを除いた6カ国の国会議員らあわせておよそ20人が参加し、東京と広島2日間の日程で行われました。

フランス ムニール・サトゥーリ議員「私たちは広島、長崎、核実験の被害者や犠牲者の苦しみ、その勇気に応える責任があります」

4月28日、初日の東京セッションでは各国の議員から国ごとに異なる核兵器に対する立場や考え方について発言があり、今後のG7各国の役割などについて意見が交わされました。

4月29日、2日目の舞台は広島市。会合に先立ちイタリアとカナダの国会議員らが原爆資料館を約1時間にわたって視察し、平和公園の慰霊碑に献花しました。

フォーラムでは6歳の時に被爆した田中稔子さんが英語で被爆体験を証言し、その後「G7首脳は、あらゆる核兵器使用の威嚇を明確に非難すべき」などといった共同声明が採択されました。

カナダ ヘザー・マクフィアソン議員「カナダに帰って(核兵器禁止条約参加へ向け)議会やトルドー首相に訴えたいと思う」

今回採択された声明文はG7各国の政府に届けられます。

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